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11月号
平成14年10月25日発行
 
朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりました。
ストーブやこたつをつけようかな、まだいいかなと迷う時期でもあります。
真冬でも、陽のあたる窓辺はぽかぽかと暖かく、夜になると深々と冷え込んでくるのは全国的にも日照時間の長い地域に入る、栃木県の気候特性です。
そこで今回は、寒い冬を暖かく住むにはどうしたらいいのかを考えてみました。
 
冷気を遮断する
 
新築の場合は気密・断熱・換気を決められた数値以上にして、仕上材を身体に優しい自然素材等使い、全室暖房にすれば冬暖かく、人も住まいも健康で長生きできると思います。
しかし、現在住んでいる家を今よりも快適に住むためには、

(1) 床下通気口を冬の間だけふさぐ。 
どこの家にでも必ずある床下通気口は、冷気の通り道でもあります。ここを断熱材でふさぐ、ダンボールを何枚か重ねても良いと思います。自分で簡単にできる方法です。

(2) 窓ガラスに断熱シートを貼る。又は断熱塗料を塗る。
ホームセンターで売っているものを自分で貼るのが一番手軽ですが、効果や耐久性を考えると専門店に依頼した方が良いと思います。断熱塗料もガラス専用で透明度も高いものがあります。

(3) 窓を2重にする。 
現在ついているサッシの内側に樹脂製のサッシを取付け、2重サッシにする方法です。家の大きさやサッシの数にもよりますが、40坪の家で工事費は40万〜50万円位です。

(4) 風除室をつくる。
銀行やデパートの出入り口(風除室)を住宅に取入れる。北側玄関からの冷気の浸入はかなりのものです。玄関ドアの外に取付けるタイプ(北海道や東北地方に多い)と、内側のホールや廊下に木製ドアをつけるタイプの二通りあります。
工事費は外側につけるタイプが40万円位から、内側のドアタイプが8万円位からです。

(5) 床下の基礎を断熱する。
コンクリートでできている基礎の立ち上がりからも冷気は入ってきます。この基礎の内側に断熱材をはり、@の床下換気口をふさぐことによって、床暖房やホットカーペットの効率が高まります。工事費は1階床面積の坪当たり1万円位からです。
 
熱を利用する
 
(1) ダイレクトゲイン
高気密・高断熱住宅で使われる方法です。窓から太陽光を取り込み直接蓄熱体にあてて蓄熱します。蓄熱体としてはコンクリートや石、タイル、レンガ等が用いられています。夜、窓からの熱損失が大きいので熱を逃がさない工夫が必要です。

(2) 対流、循環
部屋を暖房していても、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動します。そのために、上半身は温かくても、足元はすうすうして大変冷たく感じます。上下の温度差を無くすれば良いわけです。簡単な方法としては、扇風機を天井に向けてまわす。より効果があるのは、ボルナドファンを天井に向けてまわす。音を少しうるさく感じますが、足元が温かくなってくるのがよく判ります。天井が高ければシーリングファンをつけても良いでしょう。

基礎断熱がきちんとできていれば、発生熱をサイクルファンを使って床下に送り込む方法もあります。
 
 
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